社会人はマナーに始まりマナーに終わる。マナーは社会人にとって持っていなくてはならない基本的なスキルです。
敬語・挨拶・おじぎ・電話応対など、マナーはスポーツにおける「フェアプレー」、武道における「礼」ではないでしょうか。
仕事上での人とのコミュニケーションを、より円滑にするものがビジネスマナーです。言い換えると、円滑な人間関係はビジネスマナーの上にしか築けません。
しかしマナーで重要なことは、「形」ではなく目に見えない「心」の部分です。社内外問わず、相手に対する思いやりの心こそが、最も大切なビジネスマナーの心得といえるでしょう。
具体的には、「相手を敬うこと」や「相手に好感を与えること」「相手の気持ちを察すること」「相手に迷惑をかけないこと」が重要と考えます。
いつも他人を思いやる気持ちにあふれている人は、相手との間に信頼関係が芽生え、多くの人に好かれ、仕事を通じて人生が豊かになり、公私ともに充実することでしょう。
思いやりの精神は、常に「相手は何をしてほしいと考えているのか」「何をしてあげれば喜んでくれるのか」という視点から生まれます。そういう考え方がめぐりめぐって、自分に返ってくるのだと思います。
一方、思いやりの精神が欠けていると、社内外でよい人間関係を築くことができません。誰とも円滑な人間関係を築くことのできない人は、おのずと孤立して仕事が停滞し、業務に支障をきたすでしょう。親しい家族や友人との間でさえも、尊重しあうことを忘れると亀裂が入ってしまうことがあります。
このように、自分がとる行動や態度、言動のすべてが会社のイメージに影響を与えることをビジネスマナーとして自覚することが、会社が掲げている重点3大目標「①お客様接遇、②クリーンネス(心も磨く)、③爽やかで明るい職場創り」を遂行する上で、最も重要な意識づけになるのではないでしょうか!