6年制の薬学実習生を受け入れるための認定実務実習指導薬剤師は、認定期間が6年となっており、平成28年3月31日は本認定制度発足後初めての認定期限となる。
その認定期限を迎える認定実務実習指導薬剤師の更新に対応するため、長野県内4地区(北信・東信・中信・南信)で全5回開催される内、9月10日に長野市で開催された更新講習会を受講した。
研修会内容は「平成25年度改訂 薬学教育モデル・コアカリキュラムと実務実習」と題して、モデル・コアカリキュラム改訂の経緯とその要点、その目指す薬学実習、新しくなった薬学臨床の概要、充実した参加・体験型臨床実習が将来の薬剤師を育てるといった内容について、DVD座学講習にて名古屋市立大学大学院薬学研究科教授の鈴木匡先生により説明があった。
社会のニーズに応えるべく、今後の薬剤師業務の進歩を想定した改訂モデル・コアカリキュラムは、新しい時代を支える薬剤師となる学生が習得すべき内容であり、平成31年から始まる実務実習を踏まえている。
我々指導薬剤師も、新しい時代に取り残されぬよう自己研鑽に励んでいかなくてはならないと、改めて感じた講習会だった。