▽解熱鎮痛薬
Q 歯痛のため鎮痛解熱剤を服用しましたが、1時間たっても痛みが治まりません。他の鎮痛解熱薬をさらに追加して服用してもよいものでしょうか?
A 成分が違うからといって、すぐに他の解熱鎮痛薬を追加して服用することは避けてください。成分の作用が重なり、副作用が現れることがあります。 初めに服用した薬の「用法・用量」に記載してある服用間隔を開けた上で、さらにいずれかを服用してみてください。解熱鎮痛薬を服用しても、痛みが引かない場合は、何か他の病気が原因の場合もありますので、医療機関を受診してください。
Q 頭痛もちのため、解熱鎮痛薬を長年にわたって毎日飲んでいます。このまま飲み続けて大丈夫でしょうか?
A 長期の連用はしないでください。長年頭痛が続くようでしたら何か隠れた原因があるかもしれません。医療機関を受診してください。
Q アセトアミノフェンを含有する解熱鎮痛薬やかぜ薬に、新たに気をつけるべき副作用が追加されたと聞きましたが、それはどんなものですか?
A 国内の医療機関からアセトアミノフェン製剤との因果関係が否定できない症例の報告があったため、アセトアミノフェンを含有する一般用医薬品でも、副作用が重篤な症状に「急性汎発性発疹性膿疱症」「間質性肺炎」「腎障害」の3つの症状を追加記載することになりました。
①「急性汎発性発疹性膿疱症」は赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する症状。
②「間質性肺炎」は階段を上がったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急に現れたり、持続したりする症状。
③「腎障害」は発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等が現れる症状。
これらの症状や説明文書に記載してある症状が現れた場合は、重篤な副作用の可能性があるので、ただちに服用を中止し、説明文書をもって医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。