小社のグループ事業の一環に、「配置販売業」があります。配置販売業は、人の生命や健康に重大な関係を有するため、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律（医機器法）」（旧薬事法）で厳しく規制された医薬品の販売業態です。
販売方法は、配置販売業の許可を得た販売業者や配達員が、直接、お客様の家庭を訪問して、薬をあらかじめお客様に預け、次回、訪問したときに、お客様が使用した分だけ代金をいただくというものです。法的には「配置販売業」ですが、一般には販売の形態をそのまま表現して「おきぐすり」と呼んでいます。
最近は、一般医薬品の情報量が増え、ＰＬ法（製造物責任法）の施行やインフォームドコンセントの実施、セルフメディケーションの推進等により、江戸時代から続く「おきぐすり」への関心が高まっています。
地域の高齢化が進み、在宅医療のニーズがますます高まる中、患者さまの家庭を訪問する「配置販売業」と、薬局に求められる「在宅医療」を連携させ、将来的には地域包括ケアシステムの一環として事業を展開させてゆきたいと考えております。
小社の経営理念は、伝統的な配置販売業の商道徳「先用後利」（先に患者様・お客様のお役に立ち、その結果、代金をいただく）が基本となっております。お薬を通じて、在宅の患者様とそのご家族が、真に安心して幸せに暮らせる、小社はその架け橋になることを願っております。
