かぜ薬

▽かぜ薬


Q 説明文書に「5~6回服用しても症状の改善がみられない場合は、服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください」とありますが、なぜですか? (1日3回服用タイプのかぜ薬の場合

A 普通のかぜであれば、症状の改善は2~3日でみられます。5~6回服用しても症状の改善がみられないようであれば、症状の悪化や他の疾患なども考えられます。その場合には服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談して指示を受ける必要があります。


Q 9か月の子供に小児用かぜ薬(シロップ剤)を飲ませたいのですが、説明文書に「生後3か月以上であっても、2歳未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させること」と書いてあります。なぜですか?

A 乳幼児の病気は、症状の判断が難しい場合も多く、また肝臓や腎臓などが未発達のため、薬の使用には注意が必要です。 したがって、2歳未満の乳幼児に対しては、夜間や休日のように、医師の診療を受けられない場合に限り、応急的に用いてください。


Q かぜ薬を飲んでいますが、頭痛がとれません。鎮痛薬を一緒に飲んでもいいですか?

A 一般にかぜ薬には解熱鎮痛成分が配合されているので、鎮痛薬を併用すると成分の作用が重なり、副作用が現れることがあります。併用はしないでください。


Q かぜ薬を飲んだら便秘になってしまいました。なぜですか?

A かぜ薬の中には、便秘を起こす成分が含まれている場合があります。とくにコデインリン酸塩水和物またはジヒドロコデインリン酸塩を含むかぜ薬が便秘を起こすことが知られています。便秘がひどいようでしたら、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。


Q 私の父(70歳代)は、かぜ薬を服用後、尿の出が悪くなったことがあります。 薬のせいでしょうか?

A かぜ薬に配合されている抗ヒスタミン剤の影響により、前立腺肥大の傾向がある人は、一時的に尿の出が悪くなることがあります。尿の出の悪い状態が続くようなら、一度医療機関を受診されることをお勧めします。


Q 説明文書に「緑内障のある方は相談」となっていますが、なぜですか?

A かぜ薬の成分として配合されている抗ヒスタミン剤などは、緑内障の人が使用すると、眼圧が上昇したり、症状を悪化させることがあります。服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。


Q 妊娠しています。かぜ薬を飲んでも大丈夫ですか?

A 妊娠中にかぜ薬を服用する場合は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。 とくに、出産予定12週以内の妊婦の人は、解熱鎮痛成分であるアスピリンやイブプロフェン等が配合されたかぜ薬を服用することはできませんのでご注意ください。


Q 母乳を与えていますが、かぜ薬を飲んでもいいですか?

A かぜ薬に入っている成分によっては、授乳中の人は飲んではいけない場合があります。服用する前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。


Q 説明文書に「服用後、乗り物又は機械類の運転操作をしないでください」と記載されているのはなぜですか?

A かぜ薬の有効成分の中で、鼻みずやくしゃみなどに効果のある抗ヒスタミン剤や、せきを鎮めるコデインリン酸塩水和物またはジヒドロコデインリン酸塩は、人により眠気が現れることがあります。これらの成分の入ったかぜ薬を服用した後には、自動車や機械類の運転操作はしないでください。


Q かぜ薬によって重篤な副作用が現れる場合があると書いてありますが、それはどのような疾患や症状なのでしょうか?

A かぜ薬の配合成分によって、まれに重篤な症状としてショック(アナフィラキシー)・皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)などを起こすことが報告されています。ショック(アナフィラキシー)とは服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等が現れる症状です。皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が全身の皮膚、口や目の粘膜に現れる症状です。このような症状が現れた場合は、かぜ薬の服用をただちに中止し、速やかに医療機関で適切な処置を受けてください。


Q アセトアミノフェンを含有するかぜ薬や解熱鎮痛薬に新たに気をつける副作用が追加されたと聞きましたが、それはどんなものですか?

A 国内の医療機関からアセトアミノフェン製剤との因果関係が否定できない症例の報告があったため、アセトアミノフェンを含有する一般用医薬品でも、副作用が重篤な症状に「急性汎発性発疹性膿疱症」「間質性肺炎」「腎障害」の3つの症状を追加記載することになりました。

①「急性汎発性発疹性膿疱症」は赤くなった皮膚上に小さなブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する症状。
②「間質性肺炎」は階段を上がったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急に現れたり、持続したりする症状。
③「腎障害」は発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等が現れる症状。

これらの症状や説明文書に記載してある症状が現れた場合は、重篤な副作用の可能性があるので、ただちに服用を中止し、説明文書をもって医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。


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